生理なんてなくていい~後編

前編では、生理なんて毎月なくてもいい…むしろ無駄に多い生理より
妊娠希望じゃなければ止めちゃった方がいい!というお話をしました。

生理を止めるのにピルを使うのですが
ピルは副作用が怖いとか、薬はできるだけ飲まない方がいい
そう思ってる人が多いと思います。私もそうでした。

ピルって思った以上に安全

経口避妊薬ピルは、休薬しないで飲み続ければ飲んでる間は生理がきません。

元々卵巣から分泌されるホルモンと同じ成分を経口摂取するので
ピルを飲むと体内に十分ホルモンがあるよ~って卵巣がお休みできるんです。
だから卵巣内の卵子を無駄に育てることなく、ゆっくり休んでます。

避妊薬のピルとしては、排卵を休止してるから妊娠しないっていうのが
一番大きな避妊効果のメカニズムなんですよね。

ピルを飲みやめれば、体内にホルモンがなくなるので
脳が卵巣に「排卵してくださ~い」って命令を出して活動再開です。

卵巣はそれまで、ただゆっくりよく休んでただけだから
ホルモン分泌も普通に再開!
不要に傷だらけでもないし、元気にイイ排卵をします。

不妊治療にピルを応用したり、更年期対策に飲むのもアリなんですよね。
ピルって避妊のお薬ですが、私は
「将来欲しい時に赤ちゃんを授かるためのピル」という考えも持っています。

クリニック勤務時代、これからピルを飲み始める人にこういった説明をしたら
120%の人が「もっと早くから飲んでればよかった!」って言います。

ええ、100%じゃなくて120%・・・なんで増えるのかって?

受験や修学旅行をきっかけに飲み始めるティーンの患者さんに
付き添いでいらしたお母様にも一緒に説明させて頂くんです。
それを聞いて「知らなかった!私も今からでもケアできますか?」って
お母様も急遽診察受付して、一緒に服用開始することも多かったんです。

ピルのリスクは?

年齢によっては娘さんと同じピルではなく、
ミニピルやHRTのほうをお勧めすることもあります。
喫煙者や肥満だったりすると血栓症のリスクがあがるからです。

でも「喫煙者だからピルはダメ」とお断りするのではなく
「ピルを飲むために禁煙」をお勧めしたり、
医療機関によっては、内科と連携して肥満治療しながら
ピルも様子見ながら飲むという対応をしている場合もあったりします。

一般的な印象よりは怖くないお薬ですが軽視もせず、
医者の処方が必要なお薬ですから、基本的にはきちんと受診したり
必要な検査があれば定期的に受けておくことは大切です。

基本があるうえで、今だとオンライン処方もあるので
慣れたら便利な方法も活用していけばいいですよね!

このような海外のサイトでも→ 『Healthline』
ピルで生理をスキップする方法が紹介されています。
How to skip your period with birth control pills

このブログのURL「p-skip.com」は、
「period=生理 を skip」とか「ピルでスキップ」という意味なんですよ。

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