月経周期③/排卵期&黄体期

排卵期

排卵期:次の月経から14日前に起こっている

排卵間近の主席卵胞は直径20mmほどありますが、排卵は卵巣のどの部分で起こるかは定かではありません。

通常の卵巣は親指くらいの大きさですが、排卵期にはもう少し大きくなります。

排卵間際になると、血流の変化によって卵巣表面の一部分が盛り上がり、やがてここから卵子が排卵されます。

排卵された卵子は、卵管采によって卵管へ取り込まれます。

黄体期

黄体期:排卵が起きてから次の月経までの14日間

卵胞ホルモンによって子宮内膜は厚くなっていきます。成熟した卵子はそれまで入っていた卵胞から飛び出します。排卵後に卵巣に残された卵胞は、黄色の顆粒状の色素を含む細胞に変化(黄体化)して、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。この分泌により着床環境が整えられます。
黄体ホルモンは受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くし、体温を上昇させる作用があるため「妊娠を助けるホルモン」ともいわれます。黄体は排卵から2週間前後存在しており、次の生理が始まるまでの間は黄体ホルモンが多く分泌されています。

*着床・・・卵管を移動してきた受精卵が子宮内部に到達、厚くなった子宮内膜(血液でできた受精卵のためのベッド)にもぐりこみ、根をおろします。つまり子宮内膜と結合することをさします。この状態が「着床」で、これをもって妊娠の成立となります。

排卵から14日経ったら・・・

黄体の寿命は約2週間、着床が成立しない場合、黄体は排卵から12日目ごろより白体へと変化し始めます。
子宮内膜は、黄体ホルモンによって支えられてます。これが分泌されなくなると子宮内膜が剥がれ落ち、体外へ排出されます。これが月経、または生理とよばれる現象になります。

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