時差のある海外でピルは〇時に飲むのが正解

ラベルフィーユ28を、夜寝る前に飲むようにといわれて
毎日大体21時に飲んでいます。
来月仕事のためサンフランシスコへ8日間行くのですが
海外に行く際のピルの飲み方ってどのようにしていいのかわかりません。
良かったら教えてください。

① いつもどおり、日本時間で21時に当たる時間に飲んでください

② いつもどおり、寝る前に飲んでください

さて、どっちでしょう?

こたえは、どちらもOK!と、私はいつも両方のパターンで説明します。

ピルは、「毎日同じ時間に飲む」が原則です。
24時間おきにホルモン摂取することで血中濃度が一定に保たれ
安定した効果を発揮します。

そういう意味だと、①で飲むのが理想的ではあります。

ですが
時差16時間を計算してみると、日本の21時は現地早朝5時!
ピルを飲むために、その時間にアラームを鳴らして
飲んだらまた寝る…というのも、そうしたいならもちろん立派です。

ただ、それが難しそうな人は、普段と同じ生活習慣である
「寝る前に飲む」形式のほうが、飲み忘れないことを優先できます。
初日と最後の日だけ、24時間おきではなく数時間の差が生じますが
飲み忘れたり時間を間違えたり、致命傷なトラブルはないと考えます。

その人に合わせたコーディネートを

例えば今回、行き先が例えば「ロンドン/時差8時間」だった場合、
日本で21時飲んでいる人は現地ではちょうどランチどきの13時。
お昼ご飯を食べた後に服用すればいいというアドバイスをします。

旅行や仕事の日程で「ランチがバラバラで忘れそう」なんて人だったら
やっぱり普段と同じ生活リズムで、寝る前に飲むことをお勧めすればいいです。

「海外での飲み方はこう!」という「マニュアル通りの回答」ではなく
血中濃度をできるだけ一定にするという
そもそも服用するための理解をきちんと持っていれば、
その人がどういうタイプで、どうするのが最善かわかてきます。

薬や一般論に合わせるのではなく
その人に合わせてあげること、リスクを最低限まで減らしてあげること
それが私たちの役割なのです。



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