これは「ニンヨウセイ」と読み、妊娠しやすさを意味します。
妊孕性は10代から20代にかけて高くなります。
妊孕性が低下したり失ったりする原因に
膠原病(コウゲンビョウ)やガンの治療があることから
ガン治療の場でみかけることが多い言葉ですが、
特に病気などしなくても、20代から30代にかけて
年齢と共に低下していくものです。
月経は50歳前後までありますが、
月経さえあれば、年齢は関係なく
みんな同じように妊娠するチカラを兼ね備えている
・・・わけではないのです。

この図のように女性ホルモンが活発なのは月経のある期間ですが
妊孕性だけを考慮すれば10代20代で出産するのが自然です。
もちろん、現代社会では
10代で出産は早すぎるといわれちゃう世代ですし
出産時期を30代以降に希望することも多いかもしれません。
キャリアアップやレジャーを楽しむのは年齢関係ありませんし
今は結婚だって年齢関係なく何歳だっていいと思います。
でも・・・!
妊孕性、産みどきだけは残念ながら限りがあります。
高齢出産とは、初めての出産が35歳以上の人をいいますが
1993年以前は30歳以上だったんですよ。
40代で妊娠出産する人も増えましたし
医学の進歩や国の支援もあるので
過剰に不安を煽ることはしませんが
それでもやっぱり、妊孕性は若いうちだけのものです。
だからといって「みんな20代で産もう!」なワケではなく
30代、40代でも少しでも「いい卵巣でいよう!」を推奨します。
良い卵巣を保つのに登場するのがピルです。
肌のケアが大事なの同様、卵巣のケアもしよ!
たとえば”お肌の曲がり角”を迎える前に若いうちからのお手入れ、
今や小学生も化粧水やらパックやら、熱心だそうですが…😂
卵巣や子宮も将来妊娠希望の人は
欲しい時に妊娠&健康な出産ができるように、
そして更年期や老後の健康維持につながるよう
月経による負担をケアしておくことが必要になります。
肌に化粧水や美容液など、髪にトリートメントやヘアオイル、
体力づくりに運動、といったように、
卵巣にはピルが、ケアに適したアイテムとなります。
…となると、急に拒絶モードになって
怖い薬はやめた方がいい!ってなりますが
ピルの成分は卵胞ホルモンと黄体ホルモンという
元々卵巣が分泌されている物質なんです。
普段は卵巣が一所懸命ホルモン分泌してるのを
ピルで助けてあげれば卵巣は休めるようになりますし
排卵しないということは卵巣の負担がなくなるというワケです。
赤ちゃん欲しい!と思ったとき、疲れ切った卵巣と
ゆっくり休んできれいにケアされた卵巣、
しっかり良い卵子を排卵できて妊娠しやすいのはどっち?
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