ピルの避妊効果は正しく使えば99%とか、ほぼ100%近いとか
避妊失敗率は0.3%とか、調べれば調べるほどいろんな数字が出てきます。
ヒトの体に「絶対」はないから100%と表現しないだけで
まぁとにかく確実なワケですね。
では、ピルを飲めば他の避妊はしなくてよいか?
いいと思います。
飲み忘れだけはしないよう、気を付ければですが。
ピルで避妊&コンドームで感染症予防
では、感染症予防は必要でしょうか?
避妊とはまったく別問題で、感染症予防は必要です。
そこで大事なのがコンドーム。
コンドームって、避妊具として認識されていることが多いので
「ピルを飲めばコンドームは要らない」という発想になります。
確かに、避妊具として考えるとピルを飲めば
それより不確実な避妊をわざわざすることありませんが
コンドームは感染症予防具として必要なものです。
さて、今日のタイトル「リプロダクティブヘルス&ライツ」とは
「性と生殖に関する健康と権利」という意味です。
つまり、女性が安心して子供を産み育てられる
そして安全に性生活に満足できる環境がある、
また女性の意志で決定する権利、いつ妊娠したいか
産みたいか産みたくないか、産む権利・避妊する権利
これらがきちんと整えられた環境作りが必要で
正しい情報を得て適切なサービスを受けられるようにする意味です。
近年ピルのイメージもかなり良くなって
とうとうオンライン処方のCMまで流れるようになりました。
「避妊の為だけじゃない、治療で飲んでいる人もいる
生理で苦しんでいる人が救われるお薬です」
というイメージアップもいいですが
「今妊娠したら困るので、確実な避妊のために飲んでます」
でもいいと思うんですよね!
今は困るから確実に避妊をして
「欲しい時のために良い状態の卵巣をキープしておく」
『将来、安心して赤ちゃんを産むためのピル』
というのもアリじゃないですか?
それも女性の権利!
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