「自然が一番」の真意

月経を希望の日に起こしたり予定の日を避けてずらしたりするのに、女性ホルモン製剤(主に経口避妊薬や月経困難症治療薬)を応用します。そのため、自然に来る月経周期を薬に頼って管理することに抵抗感を持つ人も多いでしょう。

非常に単純計算ですが・・・

昔の生活例:
初潮13歳、15-16で嫁いで出産多子、50歳閉経だとしても
 ・出産までの月経回数は数年
 ・母乳が出てるあいだも排卵はなく、間をあけずに次の妊娠?
 ・今ほど寿命は長くないので更年期になる前に寿命

現代女性の例:
11歳で初潮、33歳で一人出産ほぼ授乳なし、50歳閉経
 ・出産までの月経回数、11歳~33歳で22年×13回/年で286回も排卵!
 ・すぐに仕事復帰で母乳育児ほぼなし
 ・50歳で閉経したとしても、そこからの健康寿命は???

初めて出産を希望したときは高齢リスクがあるだけでなく、排卵(=卵巣を傷つけた回数)や月経回数も多く、卵巣は疲れ切っています。動物として“自然”であるのは昔の生活であって、現代女性が何もケアしないで人生を送る状態は、決して自然とは言い切れないのです。

肌を美しく保つために若いうちからスキンケアするのと同様、卵巣もこの写真のように、手を加えない放置状態の卵巣ではなく綺麗にお手入れをして、美しく健康に保つ必要があるのです。

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